2018年10月15日
サーベル警視庁・今野敏
臨海警察署安積班シリーズの作者なので、実に面白い
時代は御一新から38年後の日露戦争、日本海海戦も終わっているので1905年です
山縣有朋は政界を引退しても隠然たる力を持って居た時代ですな
そんな時代背景の連続殺人事を扱った刑事小説です
この小説、今現在の政治に対する批判も少なからず感じられます
はっきりとは書いていませんが、よめばすぐ解る
が、おつむの弱い現政権の閣僚でこの本の辛みが判らないのは、アホシンゾウやヒョットコアソウ等何人も
というか、自らが山縣有朋に成ろうとしているのかも
在任日数が多い=名宰相 と思ている様なトップを頂く政党とは、何処まで劣化したのでしょうね
自民支持者は読まない方が良い本です
まあ、オスプレイで竹島奪還 とか、軍事的にも無知蒙昧が読んでもその批判精神は理解できないでしょうな
某市会議員もオスプレイで南西諸島や災害派遣云々書いてますが、オスプレイはその速さが中途半端なので敵制空権下では使い物にならない事をいまだに理解していないのです
災害派遣(ФωФ)フフフ・・・嗤わせてくれますね、速度は早くとも輸送量が小さい事、パレットが使えない事、機内に小型車も積めない 等、CH47の方が使い勝手が良い事を知らないのでしょうか
不思議な事に、CH46と比較したがるのですが、バートル何ぞ今は現役で使っていないでしょうに
何故、現役のCH47チヌークと比較しないのか?
無知蒙昧に付け込まれて、欺瞞されても気づかないのでしょうか、おバカ右翼は?
少しでも模型を作ればすぐに理解できるのに
キャラクター物では当然駄目ですが


時代は御一新から38年後の日露戦争、日本海海戦も終わっているので1905年です
山縣有朋は政界を引退しても隠然たる力を持って居た時代ですな
そんな時代背景の連続殺人事を扱った刑事小説です

この小説、今現在の政治に対する批判も少なからず感じられます
はっきりとは書いていませんが、よめばすぐ解る
が、おつむの弱い現政権の閣僚でこの本の辛みが判らないのは、アホシンゾウやヒョットコアソウ等何人も

在任日数が多い=名宰相 と思ている様なトップを頂く政党とは、何処まで劣化したのでしょうね

自民支持者は読まない方が良い本です
まあ、オスプレイで竹島奪還 とか、軍事的にも無知蒙昧が読んでもその批判精神は理解できないでしょうな

某市会議員もオスプレイで南西諸島や災害派遣云々書いてますが、オスプレイはその速さが中途半端なので敵制空権下では使い物にならない事をいまだに理解していないのです
災害派遣(ФωФ)フフフ・・・嗤わせてくれますね、速度は早くとも輸送量が小さい事、パレットが使えない事、機内に小型車も積めない 等、CH47の方が使い勝手が良い事を知らないのでしょうか
不思議な事に、CH46と比較したがるのですが、バートル何ぞ今は現役で使っていないでしょうに
何故、現役のCH47チヌークと比較しないのか?
無知蒙昧に付け込まれて、欺瞞されても気づかないのでしょうか、おバカ右翼は?
少しでも模型を作ればすぐに理解できるのに
キャラクター物では当然駄目ですが


タグ :模型
2018年10月14日
灰緑色の戦史 大木毅
読書の秋 其の二
前の本が第一次世界大戦勃発までの政治史・言論・大衆の動き等、私がほとんど理解していない欧州近代政治史だったので読了まで時間掛り、誘眠本でした
こちらは、第一次世界大戦のシュリーフェン計画に触れた位で、他は先の大戦におけるドイツ国防軍(戦闘親衛隊・SSは別)のお話
副題は
ドイツ国防軍の興亡
です
一般的なプラモデルを作った事のある人ならば、容易に内容が理解できます
なので実にサクサクと読みました
国防軍の英雄ロンメル元帥に対する評価も結構辛辣ですが、確かに指摘通りなのです
ロンメルが天才では無くて実は凡将だったのでは という説が1970年代にイギリスで発表されて事が有ります
北アフリカで戦った「砂漠のネズミ」ことモントゴメリーが自分の評価を上げる為に「盛った」のではないか?という疑念でした
特に議論が盛り上がらずに消えてしまったのです
師団・軍団指揮官としては良いが、軍司令となるといかがか という結論も、納得できます
尚、著者はロンメルをこき下ろすのではなくて評価できる点も挙げているのでかなり公平です
日露戦争ではロシアの将星・将校は全て貴族階級出身でなければならず、其の為にどんなにぼんくらでも高級貴族ならば高位の指揮官になり、どんなに優れていても庶民階級は下士官になるかならないか それが、一種の敗因でもある と指摘されていましたが、第三帝国でも基本は同じだったのですね
ロンメルは貴族階級では無いのに元帥まで上ったので、優秀では有ると思います(ヒトラーに好かれても居たようですが、ヒトラー暗殺未遂事件に連座したとして自殺をさせられるのは歴史の皮肉ですな)
このほかにもマンシュタインの為の章も独立してありますし、登場人物もグデーリアンやジューコフ等綺羅星の如く
これは推薦できます
この著者の他の著作も読みたくなります

前の本が第一次世界大戦勃発までの政治史・言論・大衆の動き等、私がほとんど理解していない欧州近代政治史だったので読了まで時間掛り、誘眠本でした
こちらは、第一次世界大戦のシュリーフェン計画に触れた位で、他は先の大戦におけるドイツ国防軍(戦闘親衛隊・SSは別)のお話
副題は
ドイツ国防軍の興亡
です
一般的なプラモデルを作った事のある人ならば、容易に内容が理解できます
なので実にサクサクと読みました

国防軍の英雄ロンメル元帥に対する評価も結構辛辣ですが、確かに指摘通りなのです
ロンメルが天才では無くて実は凡将だったのでは という説が1970年代にイギリスで発表されて事が有ります
北アフリカで戦った「砂漠のネズミ」ことモントゴメリーが自分の評価を上げる為に「盛った」のではないか?という疑念でした
特に議論が盛り上がらずに消えてしまったのです
師団・軍団指揮官としては良いが、軍司令となるといかがか という結論も、納得できます
尚、著者はロンメルをこき下ろすのではなくて評価できる点も挙げているのでかなり公平です
日露戦争ではロシアの将星・将校は全て貴族階級出身でなければならず、其の為にどんなにぼんくらでも高級貴族ならば高位の指揮官になり、どんなに優れていても庶民階級は下士官になるかならないか それが、一種の敗因でもある と指摘されていましたが、第三帝国でも基本は同じだったのですね
ロンメルは貴族階級では無いのに元帥まで上ったので、優秀では有ると思います(ヒトラーに好かれても居たようですが、ヒトラー暗殺未遂事件に連座したとして自殺をさせられるのは歴史の皮肉ですな)
このほかにもマンシュタインの為の章も独立してありますし、登場人物もグデーリアンやジューコフ等綺羅星の如く
これは推薦できます

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タグ :模型
2018年10月13日
第一次世界大戦への道 1871~1914
灯火親しむころ、読書の秋 という事でこのような本を入手
先の大戦(第二次世界大戦、応仁の乱や壬申の乱では有りません)の遠因が第一次世界大戦と言われています
が、その割には原因も中身も歴史授業以上の事は知らないのです
オーストリア皇太子暗殺や飛行機・戦車・潜水艦などの出現や日本が青島やドイツ南洋諸島占領とか地中海にイギリスに要請された対Uボート戦特務艦隊派遣等有るそうですが・・・
という事で、先ずは第一次世界大戦の原因を勉強しようと思ったのですが
書かれている政治家や王様の名前で知っている人が少ないので、そこからして先ずは解らない
基本的な欧州政治史を知らないと、直に眠くなります
其れで何とか読み終わりました
開戦直前まで、執政者も政治家、官僚も戦争にはならないと思っていた というのは知りませんでした
又、セルビアの行動がこの破局に関していたことも知りました
幾つになっても勉強になりますね
難しいけども、為になりました
それはそれとして睡眠剤として良い本です

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先の大戦(第二次世界大戦、応仁の乱や壬申の乱では有りません)の遠因が第一次世界大戦と言われています
が、その割には原因も中身も歴史授業以上の事は知らないのです
オーストリア皇太子暗殺や飛行機・戦車・潜水艦などの出現や日本が青島やドイツ南洋諸島占領とか地中海にイギリスに要請された対Uボート戦特務艦隊派遣等有るそうですが・・・
という事で、先ずは第一次世界大戦の原因を勉強しようと思ったのですが
書かれている政治家や王様の名前で知っている人が少ないので、そこからして先ずは解らない

基本的な欧州政治史を知らないと、直に眠くなります

其れで何とか読み終わりました
開戦直前まで、執政者も政治家、官僚も戦争にはならないと思っていた というのは知りませんでした
又、セルビアの行動がこの破局に関していたことも知りました
幾つになっても勉強になりますね
難しいけども、為になりました
それはそれとして睡眠剤として良い本です


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タグ :模型